<作成&お問い合わせ> ―www.hm-consul.co.jp ヒューマンマネージコンサルティング㈱- スポーツと歴史は、戦略や組織を考えるにあたり参考にされることが多いものです。何れも、結果が明快に出て、しかも勝つという共通目的に向けて、複数の人達が協働するという点で経営と共通点があり、またプロセスを検証しやすいという特徴があるからでしょう。さて、ワールドベースボールクラシックで優勝・V2を果たした日本チーム「侍ジャパン」を組織論の観点から見ることにします。「組織は戦略にしたがう」。このアルフレッド・D・チャンドラーのコピーは、経営学等を学んだ経験のある方は、大変に馴染みのある言葉ではないでしょうか。つまり、企業目的を組織に優先して明確にし、戦略を立案してから、組織をその戦略に通じるように編成するというものです。今回のジャパンの目的は、原辰則監督の言葉をお借りすれば「チャンピオン」、先ずはそのためのコーチングスタッフと選手が組織化されたことになります。そして、韓国やアメリカに勝つことが求められれば、その勝利という目的のために戦略を立て、オーダーとして、適宜選手を起用。全てが目的ありきで、そのための戦略、そのための組織、そのための人事起用という構造が明確でした。またジャパンは、目的、戦略にしたがいオーダーや選手交代を柔軟に行ったのも勝因でした。典型的なのは、右投手には、左を中心に打線を組み、左投手の場合には、その逆を中心に組み、勝利という目的のため、2次リーグ1位通過をかけた韓国戦で、4番抜擢の城島に代打、稲葉を出すシーンは印象的でした。その結果は明らか、この戦略論、組織論に示すような動きで、事実ジャパンはチャンピオンを獲得しました。それに対して、残念ながら、経営コンサルティングをしていると目的⇒戦略⇒組織⇒人事という意思決定の順番・構造が、逆になることも少なくないようです(この逆になる理由を、よく「しがらみ」と表現されるようですが)。時代が変われば最適解も変わるものでしょうが、それでも積み重ねて導かれた成功しやすい法則というのもまたあるはずです。それが、経営論、戦略論、組織論といった「論」という言葉で集約されているものです。必ずとまでは言い切れませんが、多くはその「論」により成功し、「論」を外した時に失敗があるものです。WBCのジャパン勝利はそのことを証明した一例ではないでしょうか。
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人材総合コンサルタント 研修トレーナー 眞下 仁(MashimoHitoshi)