<作成&お問い合わせ> www.hm-consul.co.jp ヒューマンマネージコンサルティング㈱-  ◇◆◇「値下げ」の2つの意味◇◆◇ 家電、パソコン機器、衣料、食料、更には不動産・・・とデフレの影響を受けて、「値下げ」が相次いでいます。高価格の高級品を売る路線も確かに大切ではありますが、最近の経済事情を考えれば、多くの消費者の選択においては「安い!かどうか」に優先して目が行くことになるでしょう。 この「値下げ」という(マーケティング等での)概念には大きく2つの種類があることを、先ず整理しておきたいと思います。一つは①「収益圧縮型値下げ(やむを得ない値下げ)」、もう一つは②「市場拡大型(戦略的)値下げ」です。 ①収益圧縮型値下げ(やむを得ない値下げ):在庫を処分せざる得ないから、他社が安く売り始めたからという理由での値下げで、収益の圧縮を図らざる得ない値下げのこと。 ②戦略的(市場拡大型)値下げ:各種原価、仕入、流通コスト等をある工夫、戦略により引き下げ、その分を価格に反映して広範囲の市場をカバーすること(旧来のマーケティングでは「薄利多売」と称されたが、原価、コストのコントロールの方法によっては、「薄利」という言い方が相応しくない場合がある)で、収益の向上を図る値下げのこと。 ◇◆◇売上高=単価×数量、単価=利益+原価+コスト◇◆◇ 当り前の算式ながら、価格設定(プライシング)には重要な意味を持ち、シミュレーションの原点となるものです。 「戦略的値下げ推進」では、市場に魅力ある単価を実現するために、原価、コスト面に他社には見られない差別化策を打ち、結果、販売数量の拡大、売上高総額の拡大につなげるものです。 メディアでも取り扱われるよう、例えば、ワタミさん(居酒屋大手チェーン大手)では、値下げが実現できるよう、品目数の統一(例えば、食材数の他、企画コストや写真代の減につなげる)や品質に影響しないコストダウン(例えば、「串焼き」の一部を、串なしの鉄板焼きスタイルにメニューを変更。串代と串刺し時の人件費を削減につなげる)を実施しました。この取り組みは価格に還元され、平均オーダー数を上げたという事例があり、このことはコンサルタントの間でも話題になることがあります。 ◇◆◇値下げ推進プロジェクト◇◆◇ 私たちのコンサルティングサービスでは、「戦略的値下げ」をテーマにしたプロジェクトを実施しています。 市場統計に基づく「安さ!」を感じる価格設定(プライシング)から、その価格を実現する原価、コストの引き下げを「他の即時追随を許さないよう」流通戦略、在庫戦略、受発注戦略・・・等々として戦略として作り上げるプロジェクトです。 ***「戦略的値下げプロジェクト」のステップ*** 1.ターゲット顧客の選定及び消費動向、嗜好性調査 2.商品別安値・魅力的価格の調査と設定 3.業務フロー、流通フロー等の調査 4.原価・コスト削減ポイントの抽出 5.具体的な取り組み策(商品ラインと価格の設定、業務フロー改善等)の実施支援 ※このテーマについての詳しいお問い合わせは、法人様向けお問い合わせの「お問い合わせ内容」に『戦略的値下げ』と記載の上、ご送信下さい(お問い合わせは、携帯電話でご覧の方もパソコンからにてお願いいたします)。
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