大企業は勿論、中小企業や個人企業、店舗などでもフェイスブックページを用いた「宣伝」と言うか、正確に言えば旧来の宣伝とは異なる、「メッセージの提供→AIDMAサイクル(若しくはAISASサイクル)」を実践するところが多くなりました。 とは言え、人気のフェイスブックページもあれば、そうでないフェイスブックページもありで、「その違いは何?」を追求しないと「作って終わり」のフェイスブックページになりかねません(10年くらい前の現象の「ホームページを作って終わり」=「作れば、当たるんじゃないか神話」のように)。 ヒューマンマネージコンサルティング株式会社では、考察やヒアリング等を参考に、「人気のあるフェイスブックページは、なぜ人気があるのか」についてまとめてみました。そこから見えてきたのが端的に言ってしまえば、1.『テーマへの興味』 2.『人への興味』 3.『お得情報ゲット』という3つでした。 (1)テーマへの興味
  • 先ず、当たり前の大前提になりますが、「リアルタイムさ」は勿論欠かせません。飲食店で言えば「メニューよりも今日のお薦めが、今日仕入れた新鮮な今日ならではの料理が」、ホームセンターで言えば「雪の日の翌日に、雪かきに便利な長靴やスコップを、どう役に立ったかのコメント付きで」、フィットネスクラブで言えば、「コースの価格よりも、今日のイベントが、今日のトレーナのメッセージが」、とにかくリアルタイムでのアップ、アップ、アップが当たり前の大前提として必要です。
  • その上で、具体的な商品・サービス・イベントなどを「深く!深く!詳細に!」伝えるフェイスブックページには「いいね」が増えて行くようです。広範・多彩なテーマで、ぼんやりと伝えるフェイスブックページよりも、テーマを限定し、リアルタイムで具体的な内容で投稿されたフェイスブックページほど、人が集まるようです。未だにフェイスブックページを「企業名の宣伝」程度に用いているケースが少なくないようですが、ホームページとの違いを出せるよう、些細なことでも良いので、社長や店長の日記のようなものでも良いので、「リアルタイムで!具体的!」な投稿を進めて行くことが大切なようです。
  • また、ファンクラブやサークル、同人といった「共通の嗜好」に焦点があり、「共通のテーマ」でメッセージが発信されると、人はそのテーマを基軸にして惹かれて集ってきます。この適度なテーマの絞り方(調整のしかた)ができるかどうかが、フェイスブックページの人気を左右していると言えます。
(2)人への興味
  • これは、どうしようもないことですが、やはり著名人、政治家などのページへの集客が多いのは確かです。ですがそれは言っても仕方のないことなので、一般の会社経営や店舗経営などに置き換えると、「有名」でなくとも「専門性」への関心から、その人の「専門性=専門家ならではの視点での投稿」に惹かれて「いいね」が増えて行くようです。
  • 「“整体師だからわかる”“肩の疲れの取り方”」、「“板前だからわかる”“鮮度の保ちかた”」、「“SEだからわかる”“新しいアプリケーションの話”」、フェイスブックページを出すくらいですので何かの専門性があるはずで、その専門性を存分に発揮し、専門家ならではの投稿をリアルタイムで発信することで、「いいね」を増やしているフェイスブックページは少なくないようです。
(3)お得情報ゲット
  • 商品・サービスといったテーマへの関心と同時に、「ディスカウント」、「クーポン」、「無料試供品(サンプル)」といった、直接金銭的にお得をゲットするフェイスブックページも人気です。かなり直接にメリットがあるので当然ですが・・・。
  • とは言え、こういう集客の要因で「いいね」が増えれば、その他の情報を発信する際にも優位ですし、「いいね」の多さが、その企業や店舗、商品・サービスの人気と認知されて、人が人を呼ぶ良いきっかけにもなるはずです。
これらのように、「フェイスブックページの人気をどのように上げるか」、「いいねを増やすか」を述べてきましたが、我がヒューマンマネージコンサルティング(株)のフェイスブックページで実践できているかと言うと・・・・・。その自省も兼ねての考察でした。
※みなさんの感じた「人気のあるフェイスブックページ、その特徴や理由」など思うところがあればコメントしていただき、集合知にして、またあらためて発信して行きます。