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【コラム】モチベーションとは?①:動因と誘因
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―www.hm-consul.co.jp ヒューマンマネージコンサルティング㈱-
私たちの仕事上、「モチベーション」テーマにしたプロジェクトを扱うことも多いものです。その時、よくある疑問として、「そもそもモチベーションとは、どのようなことで、どのような構造になっていて、だから、どのようにするれば向上するのか?」がグルグルと議論の中で沸き起こるのが常です。
「【コラム】モチベーションとは?」でシリーズ化しながら、その定義から理論に至るまで紐解いてみたいと思います。
◇◆◇モチベーションの定義◇◆◇
モチベーションという言葉(motivation)を辞書で引くと日本語訳で「動機づけ(されている状態); 誘因, 刺激, 意欲〈to do ..する〉」と記載されています(新グローバル英和辞典)。
その中身を紐解くには、更に学説、理論を引用するのが相応しいため、マズローの「欲求段階説」を起点とし、ハーズバーグの「動機づけ・衛生理論」、「公平性理論」、「期待理論」など研究の結果から生まれた理論から共通点を見出すようにします。すると、モチベーションは、以下のように定義できます。
『モチベーションとは、目的に向け行動を起こし、その達成まで持続させる心理的なエネルギーのこと』
勿論、仕事の他、状況によって、ここに言う「目的:対象+レベル」は異なります。
例)「大量の書類を前にした時のモチベーションが上がらない」=全部の書類を処理する心理的エネルギーが上がらない。「食後、汚れた食器を目にした時のモチベーションが上がらない」=食器をきれいに洗いあげる心理的エネルギーが上がらない。など。
◇◆◇モチベーションとは?①:動因と誘因◇◆◇
では、どのようにすれば行動を起こす心理的なエネルギーが上がるのでしょうか。心理学では、誘因と動因という2つの要因が組み合わさる必要があるとされています。その誘因、動因の意味は・・・、
『動因とは、人の内面にある欲しいという気持ちのこと』
『誘因とは、人の外側にある欲しいという気持ちを満たすもの・こと』
ということです。
例)[動因]美味しさを感じたいという気持ち+[誘因]美味しそうな食べ物=食べるという行動の喚起。[動因]金銭的に裕福になりたい気持ち+[誘因]営業成績に応じたインセンティブ制度=受注を多く取るための(営業)行動の喚起。など。
この動因、誘因のいずれかが欠けた場合は、モチベーションが上がらないことになり、モチベーションを考える上での最も基本的な考え方とされています。
今後も、「【コラム】モチベーションとは?①」に引き続き、②、③、・・・とシリーズ化して進めて行きます。
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