<作成&お問い合わせ> www.hm-consul.co.jp ヒューマンマネージコンサルティング㈱- 私たち、ヒューマンマネージコンサルティング㈱では各種研修を実施しており、受講される方から以前当社以外で受けた研修についての話を聞くことがあります。 その中でも意外に多く聞くのが「コーチングの弊害・誤解」と思われるものです。 私たちが「コーチング研修」を行う場合には、この「コーチングの弊害・誤解」に注意して取り組まないと、逆に各企業様の人材開発に逆行する現象が起こりかねないと、あらためて再認識しました。 ☆★◆「傾聴優先」を「提案不要」と誤解◆★☆ 多くの研修会社のコーチング研修のカリキュラムをホームページで見てみると、必ず「傾聴=相手の話を深く・広く聴く」という項目が出てきます。このスキルは傾聴スキルやアクティブリスニングといった表現で、コーチングの中のカリキュラムには必ず出てきます。 そして、コーチングの研修では、トレーナーから随時、「話すよりも聴くことが大事!」、ロールプレイやビデオのフィードバックでも「もっと聴かなくてはダメでしょ!」とコメントが還ってきます。 勿論、「コーチング」や「ファシリテーション」の中では傾聴を通じて気付きや、発見につなげることが大切なので、当社のコーチング研修でもそのようにしています。 残念なのが、以前他社で受けた研修について話を聞いてみると、スキルの全体像の説明を受けないまま、「傾聴、傾聴・・・」と研修されるためか、「傾聴」が全てと誤解されていることです。 「コーチング」や「傾聴」は、スキル全体の部分でしかないということを理解しないまま、傾聴を実践してしまっているのです。 ☆★◆提案は2の次、「聞くだけ聞いて帰る営業」の増加◆★☆ あるクライアント先で聞いた話で、営業スキルの話になりました。すると最近増えたのが「聞くだけ聞いて帰る営業」で、自分の提案は2の次というものでした。クライアント側からすると「仮説でもいいので、提案はないのか」と言いたいところです。 クライアントの方も聞くだけ聞かれたので、ではあなたは「どう思いますか?」と営業に聞いてみると「いや~、どうなんでしょう・・・?」の回答では、コミュニケーションも関係構築もあったものではありません。しかし、営業本人にしてみれば、「営業コーチング」で習ったことを、そのまま実践しているに過ぎないのです。明らかに「コーチングの誤解であり弊害です」。 コンサルタントとして、スキル習得のプランニングという視点から考えた場合、あまり早期の年代(年次)でこの「傾聴の誤解」を身に付けてしまうと「考えない風土」が作られてしまうという懸念もあります。  ☆★◆「傾聴・主張」、「ヒアリング・提案」のバランス◆★☆ 大切なのは、「傾聴・主張」、「ヒアリング・提案」のバランスです。ハーシーとブランチャードによる「リーダシップに関する理論」を引用して考えても、「支援型=傾聴と指示型=主張」のバランスと状況対応が必要であると提唱しています。 「傾聴」だけ、「ヒアリング」だけの社員が増え、「考えない文化」、「聴いているだけで、考えることは人に譲る」文化が蔓延しない取り組みがコーチング研修の中では必要なのではないでしょうか。「コーチングが部分」であることを、「スキル全体の位置付け」からしっかりと理解されるコーチング研修を当社は確実に提供すべきと思いました。   私たち、ヒューマンマネージコンサルティング㈱では、各企業様の「研修体系の構築」や「コーチング研修」もサービスラインとしております。各社様のご要望に応じてご対応しており、ご依頼により意思決定の支援やソリューション作りを申し上げます。 ※このテーマについての詳しいお問い合わせは、法人様向けお問い合わせの「お問い合わせ内容」に『研修体系・コーチング』と記載の上、ご送信下さい(お問い合わせは、携帯電話でご覧の方もパソコンからにてお願いいたします)。 
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人材総合コンサルタント 研修トレーナー 眞下 仁(MashimoHitoshi)
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