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【用語】学習法における「ケース」「ケースメソッド」「ケーススタディ」とは
企業研修などにおける「ケース」を用いた学習が、その学習効果の面からも、受講生の満足度の面からも、益々ニーズが高まっています。
この「ケース」「ケースメソッド」「ケーススタディ」の言葉の意味を整理しておきたいと思います。
●「ケース」とは、『社会、企業・組織で起こった“ある事例”』のこと
●「ケースメソッド」とは、『ある事例について研究し、その背景などを考えることで学びや気づきを得る手法』のこと
●「ケーススタディ」とは、『ある具体的な事例の分析によって、その背後にある原理や法則性などを究明し、一般的な法則・理論を発見しようとする方法』のこと
※各種文献、諸説参考に当方が要約
「ケースメソッド」と「ケーススタディ」は、『「ケースメソッド」の目的は学びや気づきを得ること』、『「ケーススタディ」の目的は、一般的な法則・理論の発見』といった目的の違いはあるものの、一般的には混在して使われることが多く、ほぼ同義と捉えて大きな支障はないと考えられます。
研修で「ケース」を使う目的は2つで、①理論や考え方などを学習したあとに、それらがスムーズに的確に使うことができるよう実践演習すること、②あるテーマ題材に思考、討議し、これまでの自分になかった考え方や考え方の偏りに気づくこと(発見すること)です。受講生の学習段階や研修目的によって、これらのどちらの目的を目指すかを使い分けます。
以上
ケース ナビゲーター 眞下 仁(ましもひとし)
ヒューマンマネージコンサルティング株式会社 代表取締役
都市銀行系クレジットカード会社で法務、財務部門勤務の後、外資系コンサルティングファーム、公認会計士系コンサルティングファームで組織・人事系コンサルティング及び各種研修トレーナーを行う。現在は、組織・人事コンサルタント、マネジメント、思考スキル、コミュニケーション等の研修トレーナーとして活動。
活動分野① 企業研修実績
ロジカルシンキング、問題解決、ファシリテーション、プレゼンテーション、営業力、交渉力等コミュニケーション・思考スキル研修トレーナー、リーダーシップ開発・マネジメント研修、考課者トレーニング等 各種階層別研修トレーナー、他、各企業様への能力開発体系の策定、Eラーニング導入コンサルティング・コンテンツ開発等
活動分野② コンサルティング実績
経営・事業・マーケティング等戦略立案コンサルティング、ビジネスプロセス改善コンサルティング、営業力・販売力、顧客満足向上コンサルティング、組織設計・人事制度構築コンサルティング、コンピテンシーの作成、業績管理手法導入コンサルティング、ITシステム改善コンサルティング 等